若者のFacebook離れは本当なのか?

若者のFacebook離れは本当なのか?

ツイッターやLINEなど、数多くのSNSがあるが、なかでもフェイスブックのユーザー数は、2014年に13億5千万人を突破し、世界で最もユーザー数の多いSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)となっています。

 

しかし、最近では若者がFacebookを利用しなくなっているとの声も聞こえてきています。

若者のFacebook離れは本当なのでしょうか?

 

日本におけるSNSの普及率

SNS利用者数

出典:ICT総研 SNS利用動向に関する調査

株式会社 ICT総研「2013年 SNS利用動向に関する調査」より

 

2012年12月末時点の国内ネットユーザーは9,556万人、SNS利用者はそのうちの52%にあたる4,965万人となりました。2012年の年間純増者数は676万人で、1ヶ月平均56万人の利用者が増加した。

 

今後はSNS利用者の年齢層が拡大していくため、登録者数・利用者数ともに増加することが見込まれ、3年後の2015年末には利用者数が6,321万人、ネットユーザー全体に占める利用率は65.3%に達する見通しです。

 

世界的なFacebook利用の現状

順調な成長を遂げているように見えるフェイスブックですが、最近は“若者のフェイスブック離れ”が様々なメディアで取り上げられています。

 

アウンコンサルティング社の「世界40カ国のフェイスブック(facebook)人口推移」によると、フェイスブックユーザー数が増加したのは中華人民共和国とアラブ首長国連邦のみで、31ヶ国でユーザー数は減少しています。

世界のFacebook人口推移

出典:GM-ch 世界40カ国のフェイスブック(facebook)人口推移 2015年1月

利用しなくてもアカウントを削除しない人が多いため、ユーザー数は増えているが、特徴的なのは、10~20代前半のユーザーが激減していることだ。

Facebookが普及し始めてから時間がたっているほど、その傾向は顕著です。

 

例えば、1年前に米国では10代の利用者は7割を超えていたが、半年後には45%にまで減少しているといいます。

 

 日本でのSNSメディア別のユーザー数

日本のユーザーアンケートによると最も利用率が高かったのはフェイスブックで34%、次いでLINEが27%、ツイッターが26%、mixiが22%、スカイプ16%となっています。

 

ただし、これをスマートフォンのユーザーに限ると、LINEの利用率が54%でトップ、フェイスブック 47%、ツイッター 35%、mixi 29%、スカイプ 22%となります。

 

フェイスブックやツイッターが元々パソコンのインターネットユーザーを中心に普及してきたのに対し、LINEはスマートフォンのユーザーを中心に利用されているのが分かります。

アプリの利用率

出典:ICT総研 SNS利用動向に関する調査

株式会社 ICT総研「2013年 SNS利用動向に関する調査」より

 

SNSのメディア別利用頻度は?

SNSの利用頻度についての回答では、比較的利用頻度の高いサービスはLINE、フェイスブック、ツイッターである。LINE利用者の54%が「ほぼ毎日」利用すると回答しています。

 

「ほぼ毎日」と「1週間に数回」を合わせた比率で見ると、LINE利用者のうちの81%がこれに該当し、フェイスブック利用者では74%、ツイッター利用者で62%となっています。

 

SNSの場合、知人や友人などの利用者が多くなるにつれて自分も利用する頻度が増えるため、利用者数の多いLINEやフェイスブックなどの利用頻度が高くなっていると思われます。

アプリの利用頻度

出典:ICT総研 SNS利用動向に関する調査

株式会社 ICT総研「2013年 SNS利用動向に関する調査」より

 

最もアクティブ率が高いSNSはLINEですが、急速に利用者を増やしているのはInstagramです。

写真や動画を共有することに特化したサービスで、最近では多くの芸能人や著名人がブログに替わって私生活の写真を公開しており、それを目当てに登録する人も増えているようです。

 

SNSのどんなところが便利?

SNSや通話・メールアプリの利用者がサービスに対して持っている印象について、「無料で利用できる」と回答したユーザーは75%でした。

また、コミュニケーション時の利便性を評価するユーザーも多くいました。

 

SNSについての好意的な意見がある一方で、その弊害や課題を指摘するユーザーも目立ちました。

「実名やプライバシーの流出が不安」と回答したユーザーは29%、「交流したくない人との連絡がつらい」という回答も20%に達しました。

 

SNSには、多くの人と交流ができ、コミュニケーションが活発化するという利点がある反面、コミュニケーションを面倒に感じたり傷付いたりする負の側面も見られます。

いわゆる「SNS疲れ」と呼ばれる現象です。

アプリへの印象

出典:ICT総研 SNS利用動向に関する調査

株式会社 ICT総研「2013年 SNS利用動向に関する調査」より

 

 

若者のFacebook離れの理由は”SNS疲れ”と選択肢の増加?

大学生の交流を目的として始まったFacebookから若者が離れる理由はどこにあるでしょうか?その理由のひとつに、「SNS疲れ」があると考えられます。

 

SNS疲れとサービスの変遷

2004年にサービスを開始したmixiは、急速に普及してSNSブームを巻き起こしたが、多くの人とインターネット上でつながることで、常に人の目を気にするようになって疲弊するというユーザーが続出しました。

 

同様の現象は、ほかのSNSでも見られますが、Facebookも同様に利用者が増えすぎ、あまりにも多くの人とつながったため、利用することに疲れた人が多いと考えられます。

匿名性がある程度守られ、”自分の思いや、ステキと思う事などをつぶやいて発散する場”としての「Twitter」「インスタグラム」「ブログ」などのメディアや、仲間や友だちとのメール感覚のコミュニケーションの場としての「LINE」とは異なり、Facebookはどうしても「匿名性が薄く、ネット上でオープンな状態」にあるため、会社の上司や取引先の人ともつながりプライベート利用をしにくくなったという声もよく聞かれます。

 

Facebook離れ≠衰退

若者のFacebook離れ=衰退という訳ではなく、オフィシャルなネット上の交流はFacebook、プライベートはLINEなど様々なSNSメデイアが登場し選択肢が増えた事と、写真だけで自分の好きな物をPRできるインスタグラムなど”スマホで気軽に・気楽につながれて、情報配信がしやすいメディア”を若者が選ぶ傾向にあることも大きいと考えられます。

 

アクティブユーザーが減っているとはいえ、まだFacebookの市場規模は大きく、商業価値は高い状態にあります。実際に、タイムラインを見ていると非常に多くの企業広告が流れています。

 

情報を配信する企業側も、「ターゲット」や「情報の内容」「情報配信後、ネット上で消費者とどのようなコミュニケーションをとりたいか?」などを考え、各SNSの特徴や機能を踏まえながらメディアを選定していく事が求められてきます。

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